なんで謝らなければならないの?悪いのはそっち|職場で自分を守る方法

職場で理不尽な要求や叱責を受けると、つい「自分が悪い」と思ってしまいがちです。しかし、必ずしもそうとは限りません。今回は、若い記者と話したエピソードをもとに、不当な責任の押し付けから自分を守る方法を紹介します。

心がすり減ってしまう
相談してきた20代記者は、支局の先輩や上司から無理な要求を繰り返され、すっかり滅入っていました。仕事の基本を教えてもらえないまま、失敗すると怒鳴られる日々。経験の浅い記者にとっては、戸惑うのも当然です。
恐れる必要はない
この記者は必要以上に自分を責めていました。本来は、指導しないデスクや先輩に非があります。
「ちゃんと教えてください」と伝えるのは当然のこと。意外にも、強く言い返すと相手の態度が変わることがあります。彼らも過去には大した仕事をしていなかったはず。恐れずに対応しましょう。
正しいと錯覚してしまう
同じ組織で長く働いていると、慣例や上司の言葉が絶対だと勘違いしてしまいがちです。一歩引いて冷静に状況を見ることで、本当の正しさが見えてきます。
AI相談の活用例
この記者には、生成AI「ジェミニ」の無料版を使って相談することを勧めました。AIは膨大な情報から客観的な答えを返してくれるため、人間関係に左右されないアドバイスが得られます。
自信を取り戻す
AIの活用をきっかけに、この記者は先輩にも物が言えるようになり、表情も明るくなりました。今では、転職など将来の相談もAIに行っているそうです。
別の若い男性記者の場合も上司の対応に問題がありました。
彼らの話を聞いて思うことは、遠慮がちな性格や言い返さない性格をわかって、上司やデスクが利用していることです。指示も一方的。どんどん仕事を押し付け、遅くまで働かせます。勤務記録の改ざんまがいのことまでさせていました。
ひどいのはうつ病になったこの記者の診察に上司たちが同席しようとしたこと。
記者は彼らが原因で心を病んだのに診察室に乗り込んでどうするのか。さらに悪化するだけです。医師に相談したいなら別室で個別にやるべきです。
まとめ
知識や経験の格差を利用して、無理難題を若い記者に強いるケースが目立ちます。上司は何も教えずにできなかったら若い記者を責めました。若い記者は「初めてなので、わからないのは当たり前」と訴えます。
彼らには「悪いのは上司の方だから気にしない。もっと自分に自信を持とうよ」と伝えています。そんなことで心を病んでほしくないから。
- 教えてもらえない仕事で怒られても、自分を責めすぎない
- 指導は上司や先輩の責任
- 慣習や先輩の言葉が正しいとは限らない
- AIの客観的なアドバイスを活用して、視野を広げる