転職活動は在職中が正解|迷ったら複数の選択肢を持つべき理由

転職を考えたとき、「いつ活動を始めるべきか」は重要な判断ポイントです。結論から言うと、今の仕事を辞めてからではなく、在職中に始めるべきです。
私自身も記者として働きながら転職活動を行い、冷静な判断で次のステップへ進めました。この記事では、その理由と具体的な進め方を体験談を交えて解説します。
なぜ在職中に転職活動をすべきか
退職後に活動を始めると、生活費や焦りから判断を誤りやすくなります。
在職中なら収入の不安がなく、じっくり選べます。気に入る転職先が見つからなければ、今の職場に残る選択も可能です。
実体験|勤務しながらの転職活動
私の場合、地方支局で働きながら別のマスコミへ応募しました。
人事部に直接電話して中途採用の有無を確認し、2社から返答をもらい、1社の面接へ。
面接日は病欠扱いにして参加し、過去の応募記録もありスムーズに採用が決まりました。
採用が決まるまで普段通り勤務
採用決定までの間も通常勤務を続けました。
前の新聞社はパワハラや長時間労働は相変わらずでしたが、それが逆に「転職は正しい選択だ」という確信につながりました。
退職を伝えたとき、先輩から引き留められましたが、上司からそうするよう指示されたのでしょう。新人がやめると本社から支局がよく見られないから。業界の狭さもあり、他社にも転職の噂はすぐに広がりました。
業界が同じなら理解も得やすい
同じ業界での転職活動では、突発的な事件や取材で面接日程を変更せざるを得ないこともあります。
そうした事情は転職先も理解してくれるため、柔軟に対応可能です。
新しい職場には転職経験者が多い
入社後わかったのは、同僚の多くが転職経験者だったこと。出身は全国紙、業界紙、地方紙だけでなく、銀行や石油業界までさまざま。
マスコミ業界では転職は珍しくなく、昇進面でもハンデは感じませんでした。
選択肢を複数持つことの強み
在職中の転職活動は、選択肢を複数持つことができます。
〇〇社がダメでも他の会社や仕事の道があります。ダメなら戻ればいい。活動を通して他社から見た自分の評価も知ることができます。
私の経験では、転職して後悔したという人はほとんど聞きません。
転職活動は同僚や支局員にばれないようにすることがポイントです。途中で邪魔されたら面倒です。うまくいかなかったら戻るところがなくなります。
ただ、彼らは新人がやめるとは思っていないので気づきません。それでも転職先が決まってから上司に辞意を伝えることにしましょう。
まとめ
転職は大きな決断ですが、焦らず在職中に準備することでリスクを最小限に抑えられます。
収入の安定、冷静な判断、複数の選択肢──この3つが、後悔のない転職につながります。
