転職後の挑戦|理系知識ゼロからサイエンスライターを目指した私の1年間

転職後、自分の価値を高める挑戦
転職して新しい職場で活躍するには、自分の強みを増やす必要があります。
私の場合は「理系知識を身につけること」でした。
数学や物理を理解すれば、サイエンスライターとして新しい仕事のチャンスが広がる。そう思い、国立大学理学部物理学科に聴講生申請を出しました。許可されたため秋から授業に出席する予定です。
初学者に厳しい理系の壁
独学を始めると、理系の教科書の難しさに直面しました。
- 説明なしで公式が次々登場
- ギリシャ文字や記号が独自でわかりにくい
- マイナーな解法が突然出て混乱
突然、統計力学やエルミート多項式が出てくることもあり、頭を抱えました。「初学者に意地悪しているの?」と思うほどです。
AI家庭教師「ジェミニ」の登場
動画学習やブログも試しましたが、知りたい情報を探すのに時間がかかり、効率は悪かった。
そこで助けになったのが**生成AI「ジェミニ」**です。
- 数式を入力すると段階的に解説
- 「丁寧に教えて」と頼むと基礎から順に指導
- 教科書の間違いも指摘
何度も式を入力すると、AIは嫌な顔せず励ましながら教えてくれました。まさに、私専属の家庭教師です。
量子力学入門書を読み切った体験
ジェミニのサポートのおかげで、挫折しかけていた量子力学の入門書を最後まで読み切ることができました。
授業でもスムーズに理解できそうです。
体験から学ぶキャリアアップのヒント
- 転職後、自分の価値を高めるには知識習得が鍵
- 教科書だけでは挫折することも多い
- AIの活用で効率的に学び直せる
- 挑戦体験を記録することで他者にも役立つ
私はこの挑戦を通して、「自分に合った学び方」と「サポートの重要性」を実感しました。皆さんも、勇気を持って挑戦してほしいと思います。
サイエンスライターを目指すきっかけは、テレビやユーチューブで放映される一般向けの科学番組でした。
相対性理論や量子力学について、インタビュアーと学者の的外れなやりとりが歯がゆかったからです。宇宙の始まりやブラックホール、量子テレポーテーションの話を聞きたいのに、学者に「先生はどんな少年時代を送っていたのか」「今の科学行政をどう思うか」「神を信じるのか」など、どんどんずれていきます。
教育番組でも、わかりにくい量子力学の説明を避けてニュートンにまでさかのぼっています。中世の話ばかりで、先端科学を紹介しようという意図が感じられません。
ブラックホールが蒸発するという話は、どういうメカニズムなのか。その根拠は何か。マルチバースと言われる無数の宇宙の存在はどういう計算で、導き出されたのか。宇宙が光よりも早く膨張し続けているのはなぜか。ダークエネルギーの正体は何が考えられるのか。観測すると見えなくなる二重スリット実験結果は、どう解釈したらいいのかをもっと知りたい。
いずれの番組も答えていません。
ならば自分がやるしかないと思うようになりました。
