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リーマン物語⑦

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アインシュタイン

こどものときに好きだったアインシュタインの相対性理論のことを思い出した。光の速さで進めば時間の進み方が遅くなる。重力は空間を曲げるという現象だ。想像するだけでワクワクする。仕事に身が入らなくなった今、宇宙を学びたいと思った。宇宙物理に関するユーチューブを見ると、理論物理学者の野村泰紀さんが量子力学を解説していた。アインシュタインが「神はサイコロをふらない」と言ったことが、間違っていたという。宇宙定数の式も書き直したことなどを知った。世界はどんどん分岐していくという多世界解釈や量子テレポーテーションなど、聞いたことのない理論が詰まっていた。面白くてしょうがない。

別の学者からは宇宙の始まりは、ホログラフィー原理から解き明かすことができるかもしれないと聞いて、ブルーバックスや解説本を図書館や書店で探した。読めば読むほど、わからないことが増えていった。有名な素粒子物理学者らの講演も聞きに行き、質問した。そこで返ってきたのが、数学の式がわからないと説明できない。まずは数学を勉強しなさいとの答えだった。

私立大文学部社会学科出身の私には大きな壁だった。それでも知りたかったので、数1から学び直すことにした。独学で数Ⅲまでやり、さらに大学レベルの物理数学の本で、微分方程式、偏微分、フーリエ変換までたどり着いた。満を持して量子力学の入門書に取り組んだが、皆目わからなかった。

ABOUT ME
シュレディンガー
シュレディンガー
報道記者
マスコミに勤務。記者として東京、大阪での取材経験あり。最近はサイエンスコミュニケーター目指して宇宙物理や量子力学を学んでいる。
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